アラフィフの奮闘

語学留学 フィリピン人講師の実力 知識編

フィリピン英語講師の知識量は?

良い英語講師の条件の一つに豊かな知識、教養といったものも含まれると思います。何故ならば、様々な年齢の、様々な背景を持った(学生、社会人、リタイア後)生徒達の興味関心、英語学習に対するニードや目標は多様であり、生徒達の英語能力の改善には生徒達の学習意欲を上げ、維持させることが必要であり、そのためにはここに応じた話題や教材、方法が必要となるからです。

大学生には恋話やファッションなどの話が良いのかもしれませんが、社会人や中高年には政治、経済や芸術、また職業に関する専門的な話題の方が適していると思います。話題が好きな食べ物や趣味の話ばかりではお互いに飽きてしまいます。

では、フィリピン英語講師の知識、教養とはどうなのでしょうか。私が関わった先生達に限った範囲でのあくまで個人的な感想として紹介します。

文化と教育に関して

当然ですが、自国の文化については当然詳しく、国民性や地域性による違いも、話題豊富に説明してくれます。日本人の生徒がたくさんいるため、ある程度の日本の文化や教育制度についても知識はあります。東京大学が優秀だとか慶應早稲田が有名だとか(笑)。

フィリピンと日本の教育制度の違いや、問題点、弊害など話し合うことができます。とても上目線で書いていますが、講師の先生達はとても若い方が多いのです。22歳、23歳など20代前半の先生がたくさんいます。フィリピンの義務教育は10年だったため、カレッジ卒業時は20歳なのです。20代前半の若者がしっかりとフィリピンの文化や経済、教育について関心を持ち、自分の意見を持ち、表明できるなんて日本人にはあまりないことではないでしょうか?

ただ、積極的に自国以外の文化を授業のために勉強したり調べたりする習慣はないようです。日本の学生がなぜ塾に通うのかを説明した際、今まで生徒達から塾に通うことは聞いていたけど、なぜ通うのか理由が初めてわかった、とか、大学入試のシステムなどもようやく理解できたなど、生徒から聞いた話を後で自分で調べて確認したり、授業のために個別に応じた教材を作るという努力をする先生は少ないようです。

歴史に関して

これは私の担当の先生がたまたまそうだったのかもしれませんが、自国以外の歴史に関してはほぼ無知です。歴史的事象や建造物、国外の地名などもあまり知りません。

例えば、フランスに行ってベルサイユ宮殿を見に行きたいというベタな会話をした時、ベルサイユ宮殿って?マリーアントワネットって何?と聞かれました。エトワール凱旋門ももちろん知りません。

個人差はありますが、総じて他国の歴史には疎いようです。

まとめ

全体的に、先生達の知識量は少ないと紹介して来ましたが、しかし中にはとても知的好奇心旺盛で様々な情報を入手している先生や、生徒の要望に応え教材を工夫してくれる先生もいます。経済や環境問題に強い関心を持ち話題にしてくる先生もいました。

授業で用いる題材は生徒側の語学力に左右されることも多く、生徒の語学力が低いと自ずと話題も食物やスポーツなど日常的な話題にとどまることもあるのかもしれません。フィリピン人講師の気質としては授業のために教材研究をする、勉強する、準備をするということは少なく、若い先生が多いため、知識が浅い面は否めません。ただし、フィリピン人講師は生徒が積極的に要望を伝えていけば応えてくれる真面目さも持ち合わせているので、こちらからどんどん話題を出して実りのある授業にしましょう。

 

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

profile

こんにちは。きょんです。

言語障害学を専門としています。

いい大人になって、認知機能も怪しくなってきたのに、留学への憧れが捨てきれず、無謀にも英語学習を再開しました。

短期留学や渡航準備、英語学習など綴ってまいります。

最近のコメント