11 Apr 2018

TARGET校のリスニングの授業内容は?
英語学習のためにフィリピンでの短期留学が人気となっていますが、実際の授業内容とはどんなものなのか気になるところです。学校によって特色があり、当然カリキュラムや指導内容、方法は異なります。
私がフィリピン、セブ島のTARGET校で経験したリスニングの授業内容を紹介したいと思います。
私のリスニングのレベルは?
当然、個々のリスニングのレベルによって課題は変わってくると思います。私のTARGET校入学試験のリスニングスコアは13/25で初級レベルです。私のリスニングレベルでは、テーマが決められた中での日常会話がなんとなく理解できる程度です。
私は短期留学であったため、目標を1つにしぼった方が良いと言われ、speakingの改善に焦点を絞ったカリキュラム、講師選定をしてもらいました。しかしある一人の先生が初回のレッスンで、私のスコアとカリキュラムを確認して、リスニングのクラスを入れた方が良いと提案してくれ、その先生のクラスではリスニングを学ぶことになりました。
確かに、私のリスニング力ではスピーキングのクラスだけいくらやったところで、肝心のスピーキング能力も伸びるわけはありません。
リスニング練習
その先生が課してくれたのは、TOEIC Part2のディクテーションでした。
- 設問に答える
- 音声を聞いて書き取る
- 音読する(+発音の確認)
- シャドーイングをする
1.設問に答える
音声を聞いて回答するのですが、先生になぜその回答に至ったのか理由を問われます。英語で説明できないこともありますが、なぜと聞かれるとなんとなく、としか答えられない、つまり正確に理解していないということが露呈します。聞き取れないわ、理解できないわで落ち込みます。
2.ディクテーション
次は書き取りです。何度聞いても聞き取れない。冠詞はもちろん聞き取れないし、’veや’d、リンキングで語の切れ目が分からない、語彙が少ないために聞き取れない。イギリス発音やオーストラリア発音になるとちんぷんかんぷん。自分の弱点が顕になります。。。
先生は根気強く説明してくれましたが、最終日はあまりにも不憫に思ったのか、穴埋めプリントを用意してくれました。いや、最初からそうしてくれよ笑
3.音読する
そして音読。発音と意味を確認しながら繰り返し音読します。この時発音やリンキングなどを確認します。図示して構音点を教えてくれたり、口形模倣をしたり、発音のルールを教えてくれたりしました。
これが私にとっては目から鱗で、別記事で紹介した日本人の発音間違いあるあるに気づくことができました。 RとLが難しいのはよく知られたことですが、自分が語尾NをMと発音していたことは全く気づいていませんでした。また、R発音の時に口唇を伴わせてWを付加していたり、逆にwouldのWを省略していたりしたのにはびっくりしました。
4.シャドーイング
最後にシャドーイングです。音声に合わせてシャドーイングをするのですが、発音が追いつかない。。。ただ、ディクテーション、音読を経ているので、意味理解を伴って聞き取ることができています。
この流れをひたすら繰り返します。はっきり言って拷問です。ですが、リスニングの力を上げるにはとても効果的だと思いました。
まとめ
やはり様々なところで言われているようにリスニング力を上げるにはディクテーション、音読、シャドーイングが鉄板なのだなと実感しました。
これなら自分一人でできるじゃんと言われそうですが、なかなか一人でこの苦行をやるのは厳しいですし、根気強く耳の良い優秀な指導者がいてこそ効果が上がるのではないかと思います。一人では自分の発音の修正は困難ですし、正確な解説と指導があると意味理解と音の聞き取り能力が効率よく上がるのではないかと思います。
以上、TARGET校のリスニングの授業の1例でした。
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