28 Oct 2017

語学留学初日にすることは
通常、語学学校の入学日には授業はありません。火曜日からのスタートとなります。初日はオリエンテーションやレベルチェックテスト、買い物などに充てられます。
私が通ったセブのTARGET校を例に説明したいと思います。
レベルチェックテスト
朝8時半に多目的ルームに集合します。その日に入学する生徒たち全員が集められます。
まずはレベルチェックテストです。簡単に説明があった後、一斉にテストを受けます。約2時間だったと思います。テストの詳細は「初日の入学試験の内容」で詳しく述べてあります。
余談ですが、中国から来ていた生徒たちが試験問題も開かずにずーっとコソコソとささやき声で喋り続けていてとても耳障りでした。試験途中のスピーキングテストの後、部屋に戻ってこなかったので、試験は拒否したようです。後で聞くと、その人たちは英語は0(先生たちの表現で全く英語ができない生徒のことやその状態を0と呼ぶようです)だそうで、授業中も中国語でブツブツ独り言を言っていたそうです。先生方が「教える自信がなーい!」と嘆いておりました。
オリエンテーション
テストが終わると、言語別に部屋を分かれてオリエンテーションが始まります。この時は、日本人と中国人と台湾人だったので、2つの部屋に分かれました。
ここからは日本語でスライドを使いながら、学校のシステムや生活上の注意事項などの説明を受けます。特に安全面については厳しく注意を受けます。フィリピンではポピュラーな乗り物であるジプニーやカードゲーム詐欺、ストリートチルドレンについて説明を受けます。
また、寮生活上の禁止事項もあります。TARGET校では講師との個人的な付き合いや異性の部屋への出入りは禁止されています。欠席や遅刻なども含め、禁止事項を破ると反省文の提出や外出禁止、累積で退学となります。内容によっては一発退学ということもあるそうで、これまでに20分以内に退去という措置が取られたこともあったそうです。特に講師を部屋に入れたり、一対一で出かけたりすると講師は即解雇になるそうです。
遅刻に関してはどうなのでしょう?one to oneだけに適応なのかもしれません。グループクラスには普通に遅れて来たり、欠席したりする生徒がたくさんいました。
オリエンテーションの後、各種書類の手続きをして、その後昼食となります。なるべく外国人のバッチメイトと一緒に昼食をとりましょう。
午後から授業を受けることも可能
TARGET校の場合、1、2週間の短期留学の場合は月曜日の午後から授業を受けることが可能です。その場合3つの選択肢があります。
- 買い物と入学式
- 買い物と3時から2コマ授業、入学式
- 買い物せず1時から4コマ授業、入学式
3の場合は授業の後自分で買い物に出かけないといけません。前日に買い物を済ませていなかったので、私は2を選びました。
買い物
13時からまた多目的ルームに集まります。ここに両替商がやって来ます。両替をした後、現地支払いの費用(SSP発行費用、寮費デポジット、電気料など)を支払います。
その後、全員で学校のトラックに乗って近くのモールへ行きました。ここで必ず買わなければいけないのはトイレットペーパーです。フィリピンではトイレットペーパーは備え付けではありませんので、寮内でも学校内でも学外でもいつでもトイレットペーパーを持ち歩かなければなりません。足りなくなって切ない思いをするよりは余分にあったほうが気持ちが楽です。しかも日用品はとても安いので、シャンプーなどもこだわりがなければ現地で買うのが良いと思います。
スナックや飲み物、カップラーメンなども購入します。水は寮にウォーターサーバーがあるので買わなくて大丈夫です。私はマンゴージュースを買いましたがとても濃厚で美味しかったです。寮に冷蔵庫があるので保管もできます。
証明書に貼る写真を撮って寮へ戻ります。
この後は授業がある人は授業に、ない人は入学式まで自由時間となります。
このお買い物でさらにバッチメイトと仲良くなれます。絶対に外国人のバッチメイトと仲良くなりましょう。決してここで日本人とつるんではいけません。
レベル判定と授業スケジュール
お買い物から戻ってくるまでに午前のテストの結果を踏まえてレベル分けと明日からの授業スケジュール、グループ分け、one to oneの担当講師が決まっています。
スケジュール表にはテストのスコアと自分のレベル、滞在週数、担当講師名と部屋番号が書かれています。
私は早速、15時からと16時からのone to one のクラスに出ました。
入学式
16時50分からラウンジで入学式があります。入学生は一人ずつ前に出て自己紹介をしなくてはいけません。もらったハンドブックに簡単な自己紹介のフォーマットがあります。英語に自信がないから留学に来たのに、初日に先生や在校生の前で英語で自己紹介しろなんて酷な話です。
【自己紹介フォーマット】
-
挨拶
Hello everyone. I ‘m (呼び名),(フルネーム) from (出身地). You can call me (呼び名).
-
職業、学校
I’m a university student from (学校名) or I’m (職業) at (会社名).
-
自分の性格
I’m (自分を説明する形容詞) person.
-
好きなこと、嫌いなこと
My favorite foods are (好きなもの) because (理由).
My favorite sports are (好きなもの) because (理由).
My favorite season is (好きな季節) because (理由).
I don’t like (嫌いなこと) because (理由).
海外では必ず理由を言わなければいけないようです。
5.滞在期間や目的
I’m going to stay here for (滞在週数) weeks for (目的).
私は簡単に1、2、5のみ話しました。他の方々もあまり長く話す人はいませんでした。このスピーチでおおよその英語力がわかってしまいます。どんな人間かわかってもらうため、人前で話す機会を作るためだけではなく、先生方に英語力を知らせるという目的もあるようです。
くだんの中国人一人は頑なに自己紹介を拒否しました。私たちは、Hiと名前だけでもいいじゃないと進めましたが、逃げて行きました。一体何しに来たのでしょう。。。
ナイトクラス
TARGET校には自由参加のナイトクラスがあります。夜7時から9時までです。初心者クラスと上級者クラスがあります。この週の初級者クラスはライティングでした。私はバッチメイトを誘って参加しました。すると参加者は全員その日に入学した生徒ばかり4人でした。在校生は一人も来ませんでした。先生に聞くとあまり参加者はいないそうです。毎日の予習、復習、自習で忙しいのかもしれません。
その担当の先生の得意な内容を教えてくれるのと、参加者に応じて内容も柔軟に変更してくれるので参加してよかったと思っています。レギュラーのグループレッスンよりも勉強になりました。授業時間も2時間もありますしね。
TARGET校に行く方には絶対オススメです。余裕のある最初のうちはナイトクラスに出ると良いと思います。
まとめ
短期留学の場合、初日がオリエンテーションに費やされるのはもったいないと思うかもしれませんが、なかなか濃い1日でした。初日に授業を入れて、入学式のスピーチも全力でやって、ナイトクラスにも出ればかなり充実した日になると思います。
何事もスタートが肝心。初日に外国人のバッチメイトと仲良くなって、常に英語で話し、参加できる学習の機会は参加し、英語漬けになる心構えを作り、自習をする習慣をつくることが、語学留学の成功の可否を大きく左右するものと思います。
参考になりましたら幸いです。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。