19 Jul 2017

日本語訛りの英語を直す方法 part3
皆さんはschwa(シュワ)って発音を知ってますか?あいまい母音/ə/のことです。schwaは英語の母音の中で一番たくさん出てくる発音です。出現率は約70%と言われています。何故ならば、ストレス(強勢)のない箇所の母音は全て(/i/以外)このあいまい母音になるからです。
これが、schwaを制するものは英語を制すると言われる所以です。
英語はストレスアクセント
英語の肝はストレスアクセント(強弱)です。日本語はピッチアクセント(高低)が主になります。このストレスアクセントを明確にすると英語らしくなります。強弱をつけるためには弱が必要です。弱が弱であればあるほど強が際立ちます。弱にするのがこのschwa=あいまい母音/ə/です。
例えばbanana。baNAna と2つ目のaにアクセントがきます。すると1つ目のaと最後のaはあいまい母音/ə/となります。
schwa-stress-schwa です。
about はo /a/にアクセントがあります。すると最初のa はあいまい母音に/ə/になります。
aBOut = schwa-stress-schwa です。
schwa /ə/ 発音の仕方
発音の仕方は、日本語の「エ」の大きさに口を開け、弱く「ア」と発音します。下は少しだけ持ち上げます。「ア」とも「オ」とも「ウ」とも言えないようなあいまいな音です。決して強く発音せず、軽く弱く発音するのがコツです。また、このあいまい母音/ə/は省略されることもあります。
family は[fӕməli]と発音されることも、[fӕmli]と/ə/を省略して発音されることもあります。
reallyは[ri:əli] とも[ri:li]とも発音されます。
よく、辞書で発音記号を見てみると[fӕm(ə)li] のように、かっこでくくられていることがよくあります。この場合、(ə)は発音しなくていいですよーということを示しています。
まとめ
英語の単語を発音するコツとしては、
- アクセントがある音節を強く発音する
- アクセントが無い母音は弱くあいまい母音/ə/で発音する
- 場合によってはあいまい母音を省略する
これをするだけでググンと日本語訛りが薄らぎますよ。schwaで検索するとたくさんの動画が出てきます。ぜひ練習してみてください。
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