アラフィフの奮闘

日本語訛りの英語を直す方法part3 schwa(シュワ)

日本語訛りの英語を直す方法 part3

皆さんはschwa(シュワ)って発音を知ってますか?あいまい母音/ə/のことです。schwaは英語の母音の中で一番たくさん出てくる発音です。出現率は約70%と言われています。何故ならば、ストレス(強勢)のない箇所の母音は全て(/i/以外)このあいまい母音になるからです。

これが、schwaを制するものは英語を制すると言われる所以です。

英語はストレスアクセント

英語の肝はストレスアクセント(強弱)です。日本語はピッチアクセント(高低)が主になります。このストレスアクセントを明確にすると英語らしくなります。強弱をつけるためには弱が必要です。弱が弱であればあるほど強が際立ちます。弱にするのがこのschwa=あいまい母音/ə/です。

例えばbanana。baNAna と2つ目のaにアクセントがきます。すると1つ目のaと最後のaはあいまい母音/ə/となります。

schwa-stress-schwa です。

about  はo /a/にアクセントがあります。すると最初のa はあいまい母音に/ə/になります。

aBOut  = schwa-stress-schwa です。

schwa /ə/  発音の仕方

発音の仕方は、日本語の「エ」の大きさに口を開け、弱く「ア」と発音します。下は少しだけ持ち上げます。「ア」とも「オ」とも「ウ」とも言えないようなあいまいな音です。決して強く発音せず、軽く弱く発音するのがコツです。また、このあいまい母音/ə/は省略されることもあります。

family は[fӕməli]と発音されることも、[fӕmli]と/ə/を省略して発音されることもあります。

reallyは[ri:əli] とも[ri:li]とも発音されます。

よく、辞書で発音記号を見てみると[fӕm(ə)li] のように、かっこでくくられていることがよくあります。この場合、(ə)は発音しなくていいですよーということを示しています。

まとめ

英語の単語を発音するコツとしては、

  1. アクセントがある音節を強く発音する
  2. アクセントが無い母音は弱くあいまい母音/ə/で発音する
  3. 場合によってはあいまい母音を省略する

これをするだけでググンと日本語訛りが薄らぎますよ。schwaで検索するとたくさんの動画が出てきます。ぜひ練習してみてください。

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こんにちは。きょんです。

言語障害学を専門としています。

いい大人になって、認知機能も怪しくなってきたのに、留学への憧れが捨てきれず、無謀にも英語学習を再開しました。

短期留学や渡航準備、英語学習など綴ってまいります。

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